筑波大学 大学院 人間総合科学研究科 宗像恒次研究開発 SATメソッド お問合せ | 交通アクセス | 会社案内 | トップページ
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FAQ

Q.SAT法ってどんな技法なのですか?

SAT法(Structured  Association Technique)とは
筑波大学名誉教授・宗像恒次博士によって開発された日本生まれのセラピーです。

SATに込められている考え方は・・・
私たちが普段抱える慢性ストレスは、社会規範を重んじようとする常識脳や仕事脳といわれる左脳活動から生みだされています。
たとえば、私たちは仕事脳である左脳活動をしてストレスを溜めやすくしますが、ストレスを溜めると食、たばこ、酒、薬物など、あるいはかえって仕事を忙しくすることで気を紛らわせる対処法がとられています。
それによって本来の感情を犠牲にして、やがて感情すら感じなくさせる感情認知困難脳となり、ストレスを慢性化させます。
この結果、慢性炎症がつくりだされ精神疾患を含むあらゆる生活習慣病をつくりだします。

慢性ストレスは、左脳ではなく、常識にとらわれない直感脳や問題解決脳である右脳を使って、本来の自分の感情を取り戻すことで解決します。

よってSATとは、

構造化された方法(Structured)(質問法・傾聴法・回答法・イメージ法など)を使って、
相手のひらめき、連想、直感(Association)という右脳活動を上手に促し、
問題解決を図るテクニック(Technique)

ということなのです。
第1にアセスメント法、カウンセリング法、コーチング法、セラピー法、またそれらの研修法や評価法がすべて徹底して構造(Structured)されているのです。だから訓練されれば、誰でもができるようになります。
第2に左脳活動による思考よりも、右脳活動のひらめき、直感、連想を重視した技法です。ですからひらめき力、直感力、連想力を構造化された方法で訓練されます。
第3に誰でも同じ方法ですれば再現される科学的方法であり、エビデンス(証拠)が蓄積された技法です。
私たちは自分や家族の大失敗、事故、病気など人生課題と出会います。
その課題に立ち向かうことはいかに困難なものであれ、私たちが幸せな生や死のために学ぶためのルートです、SATはそれに寄り添い学ぶことをお手伝いします。

Q. 他の心理技法と何が違うのですか?

SAT法は、他の多くの心理療法とは異なり、最初に「考え方」を変えるのではなく、まず「感じ方」を変える技法であるということです。まず感じ方を変えて、考え方、行動の仕方を変え、環境を変えるという方法です。

ご自分の経験からご存知かと思いますが、「理性を担う前頭葉」と「情動を担う扁桃体」と戦うとどちらが勝つかというと、最終的には後者が勝つよう大脳は設計されています。それは生き残るために生物学的に備わっているものなのです。
認知行動療法など通常の心理療法のように、コップの残り水を「これだけしかないではなく、これだけある」といくらプラス思考に考え方をかえても、強い恐怖、怒り、悲しさを生じると、そんな考えは吹っ飛び、強い情動に行動が支配されます。情動発現する扁桃体は、人の顔に反応する顔反応性細胞があります。人の顔に反応して扁桃体は興奮して感情的になることがfMRIによる研究で明らかになっています。

たとえば、ひそひそ話をする人たちを「知覚」して、自分の悪口を言われていると「認知」するのは、これまでの心理学では過去の概念やイメージの記憶(悪口を言われたエピソード記憶)が認知のためのスキーマや脚本が原因すると説明されています。しかしそうではありません。私たちはまずひそひそ話をする人たちの表情(顔、身振り、声)に扁桃体が反応して体が緊張するために、私の悪口を言っていると感じて過去の悪口を言われたエピソード記憶を呼び出しているのです。

だからまずこの扁桃体反応である「感じ方」を変える必要があるのです。
SAT法は、知覚におけるひとの表情(顔、身振り、声)に対する扁桃体が反応の仕方を変える技法なのです。

Q.他の協会などが公認している資格と比較して、ヘルスカウンセリング学会公認資格の特長は何ですか?
メンタルヘルスに関して言えば、国家資格や他の協会資格に関して厚生労働省のホームページにある「こころの耳」がまとまっていることと思います。本学会の公認ヘルスカウンセラーと他の協会資格や国家資格がともにメンタルヘルスの専門家として推奨されて掲載されています。
そうした中で、ヘルスカウンセリング学会が公認します資格がどのようなものかとお伝えしますと、国家資格や他の協会資格はほとんどが「数年から最長6年間の学校教育を受ける必要があるとはいえ、実際はペーパー試験に合格することだけ」や「ただ研修に参加するだけ」で取れる資格です。たとえて言えば、運転免許ですが、試験に合格したからといって運転が上手という保証はないですね。本学会の資格は、学力試験もありますが、何より実践的な能力が審査された能力なのです。しかも3年に一度はその実践力の継続性も審査されています。ペーパードライバーはいないのです。


支援者がすることとして、傾聴すること、分析すること、検査すること、診断すること、コーチングすること、指導をすること、薬剤処方すること、ケースワークすることなど様々な形でのアプローチがあり、それらが今の日本の主流となっているかと思います。メンタルヘルスでいえば、ではなぜそれらのアプローチでうつ病、躁うつ、不安障害、パーソナリティ障害など精神障害が減らないのか、という現実問題に対しての答えは明白で、それだけでは根本的な「治療」になっていないからということです。原因となるストレスはたとえメンタルヘルスのアセスメントには表れてこなくなっても、身体に現れてきます。しかし身体治療をする医師は心を見ることなく、薬剤でコントロールしようとします。心と体は一体なのです。
心を見る支援者は体には関心なく、体を見る支援者は心に関心がないのです。心と体の両方を見るヘルスカウンセリングやホリスティックへルスが必要なのです。
宗像恒次博士を紹介したwikipediaや宗像恒次経歴で紹介されている経歴に示されるよう、宗像博士は心と体のさまざまな技法を熟知し、世界の多くの現場を見て体験していますが、だからこそ今の「常識」では解決に至らないという真実を知っています。

支援者自身も、自らがしている技法の限界を実は感じており、無力感であったり、諦めがありながらの支援をするというのが現実かと思います。
研修参加者の皆様にも、あらゆる国家資格や他の協会資格をもった方が多く研修に参加されてきます。しかしこの研修に参加されて「何か違う」と思うのは、「回数をこなす」カウンセリング・セラピーでなく、「治療する」というカウンセリング・セラピーだということを実感されるからだそうです。
初めはなんとなくでそう感じ、けれどストンと落ちないという方もいらっしゃるようですが、経験を重ねれば重ねるほど、意味がわかってくるという声を伺いました。
また理論が科学的な根拠や証拠を含め、しっかりとしていますので、価値観という所でなく、科学的に説明ができ、コーチやアドバイスやセラピーができるというのが強みであるかと思います。

Q.最短どのくらいで資格取得できますか?
学習者のペースの違いや目指すレベルによりますのでお答えが難しいところではありますが、ヘルスカウンセリング学会公認「傾聴支援士」「行動変容支援士」「健康行動変容支援士」は、SATカウンセラー・セラピスト研修のベーシックとアドバンスコースの修了後に資格挑戦ができ、最短では2~3ヶ月で資格取得というところです。 またヘルスカウンセリング学会公認「グループカウンセラー」(SATカウンセラー・セラピスト研修のベーシックとアドバンスコースの修了要)やInternational SAT Association公認「SATコーチャー初級」は、
SATコーチャートレーニング研修のベーシックとアドバンスコースの修了後に資格挑戦ができ、最短では3ヶ月前後で資格取得というところです。

ヘルスカウンセリング学会公認「ソーシャルスキルトレーナー」, International SAT Association公認「SATコーチャー中級」はSATコーチャートレーニング研修のマスターコース修了後に資格挑戦ができますので、最短で約6ヶ月で資格取得というところです。

また準上級資格のヘルスカウンセリング学会公認「心理カウンセラー」、上級資格の「ヘルスカウンセラー」「イメージ療法士」は、SATカウンセラー・セラピスト研修マスターコース修了後に資格挑戦ができますので、最短では4~5ヶ月で資格取得というところですが、カウンセラーやセラピストとしてクライアントの言葉や表情に適切に対応することが求められる自己成長(SATには構造化された自己成長プログラムがあるので心配はありません!)が必要になるので、資格取得期間には個人差が大きいといえます。
最上級資格である心理療法士、健康心理療法士®は、プロとして活躍するために、120時間以上のインターン期間が求められています。

Q.セミナーを受けたら、すぐカウンセラーになれるのですか?
カウンセラーやセラピストは、まず自分自身と向き合う必要があります。相手の表情や言葉に対して自らが反応してしまうことを防ぐとともに、自己を開示し率直になり、 相手が気付かないこと、気付けないこと、気付かなくてはいけないことをメッセージとする必要があるからです。宗像博士が会長を務めますヘルスカウンセリング学会の資格は実践能力重視の資格審査となっています。日々、愉しみとしての自己成長をする必要があります。

Q.愉しみとしての自己成長って何ですか?
「支援者として愉しみ、燃え尽きない秘訣は、毎回の臨床実践の中で自分の課題を発見し、それを克服する喜びを習慣化することです。実践体験ごとに自分がリニューアルできるのです。自分の課題とは自分自身の矛盾です。病気、失敗、事件、悩みなどのストレスは、本来「あるがままに生きることが喜び」でありながら、「周りへの恐れ」からそれができない矛盾をかかえ、その矛盾を安易に妥協する行為で解決しようとすることから生じています。ストレスの本当の原因を知り、適切なひらめきをえて、より矛盾がすくなることを生涯続ける喜び、これが自己成長なのです」と宗像先生は言います。ストレスは、本人自身が持つ本当の問題に気づき、あるがままの自己の生き方を学ぶためのエネルギーを提供してくれるものに過ぎません。自己成長とは、気持ちの矛盾を解消し、より自由にあるがままの自分で生きられるようになることです。

Q.カウンセラー・セラピスト研修コーチャートレーニング研修の違いは何ですか?
いずれもSAT法に基づいて組まれた研修ですが、カウンセラー・セラピスト研修は、対個人を想定した講義・演習内容に、コーチャートレーニング研修は対グループを想定した講義・演習内容となっています。
前者は個人を焦点として深層心理や身体心理の世界に深く入ることができ、後者は人との関係性や集団性を焦点としており、コーチング、グループ活動、グループセラピーなど幅広い場面で活動することができます。

Q.こうした分野に未経験なのですが、勉強できますか?
もちろん可能です。学歴や経験に関係なく一から学んで頂きます。
今まで学校で求められてきた能力と異なりますので、どなたにも可能性がございます。

Q.だいぶ歳をとっているのですが、他の受講生の皆様に迷惑かけないでしょうか?
これまでに70歳を超えた方もご参加していただき、資格を取得されています。
また研修中は講師のほかにスーパーバイザーがいますので、ご不明なところがありましたら一人一人フォローアップしていきます。

Q.資料請求できますか?
はい、学会ご案内と研修のご案内とございます。事務局までお問い合わせ下さい。

Q.ヘルスカウンセリング学会と筑波大学発ベンチャー株式会社SDSの違いは何ですか?
ヘルスカウンセリング学会はNPO法人で、SDSは株式会社となります。
学会は、SATに基づくヘルスカウンセリングの年1度の国内の学術大会や国際会議、、学術雑誌発行、International Journalの発行などをするとともに、SATのカウンセラーやセラピストの資格を認定審査します。またNPOとしての災害救援活動、保健、医療、福祉の増進を図る活動などの活動をしています。
SDSは、学会が公認する資格を取得するための研修を主催しているところで、その他学会公認資格指定研修ではないSAT法を軸にしたセミナーを多く企画しています。


Q.資格取得のための学科試験はどこで受けられますか?
ヘルスカウンセリング学会事務局または研修会場で受けることができます。事前に事務局まで希望日時と受験されたい試験名をお伝え下さい。

Q.宗像先生のセラピーは実際に受けることができますか?
はい、「SAT療法センター」と「帯津クリニック」にて受けることができます。
ご予約についてはこちらをご覧下さい。

Q.宗像先生に講演を依頼することはできますか?
はい、可能です。

Q.学会の資格をとると、どんな仕事ができますか?
イメージ療法士の資格までとられますと、ご自分でカウンセリングルームを開いている方は多くおられます。もちろん専門的なSAT療法をするために、ヘルスカ ウンセリング学会の120時間のインターン制度を利用し、心理療法士あるいは健康心理療法士®を目指してもらいたいと思います。またカウンセラー紹介のご要望があった際に、ご相談内容に応じ全国的にご紹介させて頂いています。また学会公認資格研修のスーパーバイザーや講師になることも出来ます。

また、指定した能力を取得されますとSATLINEの登録カウンセラー・セラピストとしてご活躍頂けます。詳しくは事務局までお尋ね下さい。

Q.仕事の斡旋もしくは紹介はしてくれますか?
特に斡旋はしていませんが、クリニック、病院や学校などから要望があった際にはご紹介させて頂いております。

また、指定した能力を取得されますとSATLINEの登録カウンセラー・セラピストとしてご活躍頂けます。詳しくは事務局までお尋ね下さい。

Q.どうしたら学会に入会できますか?
学会入会申込書を提出いただき、年会費5000円を指定の口座にお振込下さい。
その後、学会の一定の手続きがとられて入会となり、入会となると、最新の年報やニュースレターやぴあ通信などの資料がお手元に届きます。

その他学会入会に関しましては、学会HP「よくあるお問い合わせ」をご覧下さい。

学会HP:http://www.healthcounseling.org/

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